相手の胴目掛けて竹刀を振る舩木巡査部長（右、維新公園で）

　県警察逮捕術大会は６日、山口市の維新公園維新大晃アリーナ「武道館」で開かれた。県内１６署と県警本部から１９～５５歳までの３１５人が出場し、必要最低限の力で被疑者を逮捕するための術を競った。 　 　競技は、６６㌢の竹刀を使った「警棒」、素手で相手に打撃を与える「徒手」、約１３０㌢の竹刀を使用する「長物」の３種目で実施。個人戦と団体戦に分かれ、警棒同士や徒手同士で技を掛け合った。 　 　個人戦の女子警棒の部では、山口南署の舩木美紗希巡査部長（２１）が決勝戦で胴と小手を決め、初優勝。素早い動きで相手との間合いを詰め、竹刀が当たった瞬間に音が重く響いた。「日頃の成果を発揮できてうれしい。大会で終わりではないので、心身共に強くなれるよう、訓練を頑張りたい」と話した。