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シルク岡谷担い手育成 蚕糸博物館で講座始まる

「シルクおかや次世代担い手育成プログラム」の初回で、生きたカイコを目にし、興味津々の受講者たち

明治から昭和初期にかけて蚕糸業のまちとして繁栄した岡谷市の歴史と文化を発信し、後世に伝える「シルクおかや次世代担い手育成プログラム」が21日、同市の岡谷蚕糸博物館で始まった。養蚕から生糸の製造、製品化までの工程を体験してもらい、シルク産業の将来を担う人材育成を目指す3年間のプログラム。初回は市内外から親子連れを含む23人が受講し、講義を通じてカイコの生態や飼育などへの理解を深めた。

かつて世界に名をはせた「シルク岡谷」の歴史を学び、体験する場を子どもや若い世代に提供することで、シルク産業を支える人材を育てるプログラム。県の地域発元気づくり支援金を受けて実施する。初年度の第1期は「入門編」と位置付け、来年3月まで月1回の講座でカイコの人工飼育や糸繰り、染め、機織りなどを体験していく。

初回のガイダンスでは高林千幸館長がプログラムの目的や概要を説明。日本一の生産量を誇っていた岡谷の蚕糸業の歴史を振り返り、「先人が培った知恵や努力をこれからの人に伝えていかなければならない」と訴えた。

続いて学芸員の林久美子さんが講義し、市内でのクワ栽培の歴史や人間が管理できる品種だけで1500種に上るというカイコの生態、飼育方法などを紹介。「カイコのことを『お蚕様』と呼ぶ文化がある。なぜそう呼ぶのか、その答えを学びながら見つけてほしい」と呼び掛けていた。

マイクロスコープを使ったカイコの観察もあり、受講者らはメモを取りながら真剣に聴講。同市岡谷田中小学校5年の女子児童は「ものづくりに興味があり、機織り機を使ってみたかったので参加した。カイコにたくさんの種類がいるのを知ってびっくりした」と話していた。

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