児童の絵を見て感じたことを伝える秋山峰男さん＝15日午前、登野城小

　点描画家の秋山峰男さん(74)＝東京都八王子市＝が15日午前、登野城小学校(浦崎喬校長、児童572人)を訪れ、同校特別支援学級の児童と保護者らを対象に絵のワークショップを開いた。 　秋山さんは1番身近でなじみのあるものとしてリンゴを描くよう促し、児童らがモデルのないリンゴを思い思いに描き上げた絵は、リンゴの木や切断面、虹色などさまざま。秋山さんは「作品から心が見えてくる」と強調し、作品から感じ取ったことを一人一人に伝えた。 　児童からは「初めて描いてみて緊張したが、とても楽しく上手に描けた。クラスのみんなにも教えたい」「きょう初めてきれいに絵が描けた」などの感想があった。 　秋山さんは「(ワークショップは)五感に刺激を与える一つの方法。心が動くと体は動く。脳みそではなく心を中心に過ごしてほしい」と語った。