苫小牧出身作家・三部けいさんの「僕だけがいない街」 苫観光協会、2年連続コラボ
僕だけがいない街の企画ポスターを持つ中村事務局次長
苫小牧ゆかりの漫画家が描いた人気作品「僕だけがいない街」とのコラボ企画が、今年も苫小牧市内で11日から行われる。苫小牧観光協会が企画し、今年で2回目。昨年も行ったスタンプラリーは今回、行き先を事前に明かさない”シークレット”の設定。苫小牧駅南口の市まちなか交流センターココトマのカフェでは、室内の一部で作品をイメージした内装にするなど工夫を凝らし、ファンを中心に誘客をアピールする考えだ。
同作品は、月刊漫画雑誌ヤングエースで2012年7月号から16年12月号まで連載されたサスペンス。苫小牧市出身の漫画家三部けいさんが描いている。作中には市科学センターや苫小牧美園小、商店街など苫小牧の風景が登場。映画やテレビアニメ、ドラマ化もされ、市内を訪れるファンの姿も多い。
スタンプラリーは20年1月19日までの期間中、苫小牧観光案内所を含む市内4カ所を巡る内容。案内所以外の3カ所は事前には明かさず、スタンプ設置場所のパネルの内容をヒントに推理しながら探す要素を盛り込んだ。4カ所のスタンプを獲得した人には、同案内所から達成証明書が交付される。
ココトマのコラボカフェでは午前11時から午後9時(ラストオーダーは午後8時)まで、作中の料理をイメージしたカレー(税込み950円)とサンドイッチ(同800円)、スイーツの盛り合わせ(同980円)を販売する。注文した人にはオリジナルコースター(4種類)をプレゼントする。11月10日までの期間限定。
同協会によると、昨年のスタンプラリーには道外からファンを中心に約300人が参加したという。今回も趣向を凝らした内容で話題性を高める考えで、中村真也事務局次長は「新しいグッズも販売する。多くの人に来苫して作品楽しんでほしい」と話している。
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