与那国島ふれあい星まつり 天体スライドや民謡楽しむ 雨天で会場を屋内に変更

【与那国】「ぶーるしぃ・んにんだぎぃ・てんぃんぬふち」(みんなで見よう天の星を)をテーマに八重山広域圏事務組合(理事長・中山義隆石垣市長)主催の「与那国島ふれあい星まつり」が28日夜、町児童交流センターで開かれ、星にまつわる民話の紹介やスライドを使った星空解説、成底ゆうこのライブや東金嶺等の民謡ショーなど多彩なイベントでにぎわった。地域住民や観光客ら約100人が訪れた。この日は雨天のため会場が野外から屋内へ変更された。
星まつりは、生まれ島の自然環境に誇りを持ち、星空の観測を通して環境保存に関心を高めてもらう事業の一環。同組合が2011年から八重山の各島々を巡り開催している。
主催者を代表して副理事長の外間守吉与那国町長が「あいにくの天候で残念だが、よそでは見られない数多くの星座が輝く八重山の自然環境を守ろうという試み。天空のロマンを語ろう」とあいさつした。
波照間、竹富、小浜の3島の星にまつわる民話の朗読の後、石垣島天文台の花山秀和さんが宇宙のミニ講話で、南方の低い位置に見られるという「かじき座」の星座について話すと会場がざわついた。
またNPO法人八重山星の会の通事安夫さんがスライドを使って星空を見る楽しみ方や土星、木星など星座や天体について解説。映し出される果てしない宇宙に見入った。石垣島の星見石についても話した。
かじき座を知らなかった40代男性は「壮大な天体。令和元年で良い巡り合わせでラッキー。解説が分かりやすい」と喜んだ。
星まつり前半には與那覇桂子琉舞研究所が踊りを披露。東金嶺等さんが「月ぬ美しゃ」「月ぬマピローマ」などを歌い、成底ゆう子さんのライブが会場を盛り上げた。
関連記事
宇部市区、8年ぶりの県議選へ 告示日まで1週間【宇部】
統一地方選の第1弾、任期満了に伴う県議選の告示まで1週間となった。前回は無投票だった宇部市区は、定数5に対し現職5人、新人2人の7人が立候補を予定しており、2015年以来、8年ぶりの選挙戦は確実...
マチの魚屋ここに在り 過去10年で十勝管内2割減少…生き残りに懸命
対面販売で魚の旬や産地、おいしい食べ方を消費者に伝えてきた鮮魚店。帯広の老舗鮮魚店「浜谷商店」が1月に閉店するなど、いわゆる「マチの魚屋さん」が十勝でも減っている。消費者の魚離れに加え、切り身や...
海外クルーズ船、3年ぶり寄港 奄美市 乗客650人、地元歓迎
米国の船会社が所有する豪華客船「セブンシーズ・エクスプローラー」(5万5254トン)が23日、鹿児島県奄美市の名瀬港観光船バースに接岸した。新型コロナウイルスの影響で外国からの客船寄港の自粛が...
ネパール伝統成人式 日本生まれの3人、長野県駒ケ根市で
ネパール式のヒンズー教による伝統的な成人式「バルタマン」が23日、長野県駒ケ根市北割一区のネパール料理店「ポカラダイニング」で開かれた。一人前の大人になるために行う通過儀礼で、同店を経営する...