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ユネスコ食文化創造都市・鶴岡 世界との交流さらに

世界との交流が進む鶴岡市のユネスコ食文化創造都市推進事業の取り組みなどが報告された

 国内で唯一のユネスコ食文化創造都市である鶴岡市の推進事業報告会が2日、同市のグランドエル・サンで開かれ、食文化によって広がる世界との交流や新たに始まる取り組みなどが報告され、交流会で情報交換した。

 同市は、山の幸、海の幸といった豊かな食材に恵まれ、山岳修験に基づく精進料理や季節ごとの行事食、種を守り続けてきた在来作物など精神文化と結び付いた独自の食文化が色濃く残り、こうした歴史と食文化を背景に2014年12月にユネスコ食文化創造都市に認定された。

 報告会は市と官民でつくる鶴岡食文化創造都市推進協議会が主催し、市民ら約110人が参加した。第1部では、山形在来作物研究会の江頭宏昌会長が「波渡なす」や「三角そば」など10年前から鶴岡市で13品目が増えた新規在来作物の紹介、同市とガストロノミー包括連携協定を結ぶ辻調理師専門学校(大阪)メディアプロデューサーの小山伸二さんが新たにスタートさせる鶴岡フィールドスタディの狙い、スペイン・デニア市での食文化交流プログラムに参加した「蔵屋敷LUNA」の佐藤亘総料理長の報告、戦略的連携協定を結び学生がフィールドスタディツアーとして鶴岡を訪れているイタリア食科学大教員のレイモンド・クスマーノさんが同ツアーでの交流などについてそれぞれ報告した。

 このうち3日(土)から学生が初めて鶴岡で学ぶフィールドスタディを始める辻調理師専門学校の小山さんは、「料理人育成の技術教育から次のステージ。外食産業で進むロボット化といった時代の中で、一体料理人は社会で何ができるのか。持続可能な共生型社会など料理を支える世界を学ぶ機会にしたい」と鶴岡での狙いを話した。

 引き続き第2部として交流会が開かれ、スペイン・イタリアの食文化交流事業に参加した鶴岡在住の料理人らの協力で、ピンチョスという串刺しのおつまみなど軽食を楽しみながら交流した。

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