今年は高校生が熱演、ときわ動物園物語12日披露
稽古に励む高校生ら(青少年会館で)
12日にときわ湖水ホールで公演される音楽劇ときわ動物園ものがたりvol.2「ウドリア」に、宇部市内の5高校の生徒17人が出演する。昨年12月から青少年会館で始まった稽古も、本番が迫り熱を帯びてきた。演出、脚本は市在住の劇作家・品川能正さん。市舞台芸術フェスティバル実行委員会主催、宇部日報社、宇部高かたばみ同窓会など後援。
市内にある架空の学校「宇部国際高校」に通う生徒5人が、うどんとドリアが合体したオリジナル料理「ウドリア」で、「ご当地!絶品うまいもん甲子園」への出場を目指す物語。料理の経験がない生徒がほとんどの中、力を合わせたり、時にぶつかり合ったりしながら成長していく姿を描き出す。調理の場面を和太鼓の音で表現するなど、音楽が重要な意味を持つ演劇に仕上がっている。「高校生ばかりの劇の演出は初めて。演技はもちろん、音にも注目してほしい」と品川さんは話す。
稽古は品川さんの指導の下、本番さながらの雰囲気の中で行われている。「演技するときはためらわずに思い切って」「自分が担当する役が今、何を思っているか考えて」などのアドバイスを受け、高校生たちは、それぞれの役になりきり熱演。主人公の一人、唯役の益村梨紗さんは「太鼓の演奏シーンは圧巻。心がばらばらだった5人が一つになり、甲子園に向けて全力で臨む姿をぜひ見てほしい」と目を輝かせた。
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