園児死傷事故を受け田原市がガードパイプ
滋賀県大津市の交差点で園児らが死傷した交通事故を受け、田原市は類似の事故を防ぐため、市内の歩道付き道路を緊急点検、危険がある交差点など32カ所への防護柵設置に乗り出す。交通安全施設整備事業として800万円を一般会計補正予算案に盛り込み、6月10日開会の定例市議会に提案する。 事故は今月8日、交差点で車2台が衝突し、1台が信号待ちをしていた保育園児らの列に突っ込み、園児2人が死亡した。 田原市は事故の翌日から、歩道のある国・県・市道(計195㌔)を調査。危険があり、優先的に設置が必要と判断した32カ所(市道20カ所、国・県道12カ所)に整備する。このうち、保育園の散策ルートになっているのが17カ所、通学路が23カ所。 交差点内に車道と歩道を分離するブロックはあるものの、防護柵が全くないや、一部ないなどの状況が見られ、ガードパイプを取り付けていく。 県管理の道路もあるため、市側は「県とも協議し、市民の安心安全のため早急に対策を講じる」と話している。市議会で可決されれば、設計に入り、早ければ9月頃にも工事に入れる。 ほかにも、散策コースや通学路で危険箇所が指摘されており、今後、対策を検討していく。
関連記事
バス車内はクリスマス気分 看護学生が装飾 苫小牧
道南バス(室蘭市)は11日、苫小牧市内路線でクリスマス仕様に装飾したバス1台の運行を始めた。10日に苫小牧看護専門学校の学生が車内を華やかに飾り、「かわいらしく仕上げたので見てほしい」と乗車を呼び...
遅咲き医師 足寄で奮闘 予備校講師→45歳で転身 町国保病院4月に着任
足寄町国保病院(村上英之院長)に、異色のキャリアを持つ池田明洋さん(54)が今春に着任、奮闘している。札幌の予備校講師を経て、足寄町の「医師等修学資金貸付金」制度を活用し45歳で医師に。帯広第一...
12月に入っても鶴岡で生息 ウラナミシジミを確認 フロラ山形会員 鼠ケ関で撮影
チョウの一種「ウラナミシジミ」が12月に入っても鶴岡市に生息していることを自然調査団体のメンバーが確認した。例年、11月20日前後まで見られていた。温暖化が影響しているものとみられている。 ウラナ...
医療費をキャッシュレス化 山大生が開発、決済アプリ「玉円ペイ」【宇部】
山口大医学部医学科4年の藤井佑機さん(32)が起業した「アガティカ」が、医療機関で使える2次元コード決済アプリ「玉円(ぎょくえん)ペイ」を開発し、リリースした。地域振興のため、宇部市を中心と...