県立石垣青少年の家の職員が撮影した島の生き物の写真約130点を紹介している「島のいきもの写真展」＝9日午後、同家前勢岳ふもとの遊歩道

　県立石垣青少年の家の職員が撮影した島の生き物を紹介する「森の小径　木漏れ日写真館『島のいきもの写真展』」(同家主催)が7日から、前勢岳ふもと(同家キャンプ場北側)の遊歩道で開かれている。

　会場を屋内から森の中に移して初めて実施。イワサキセダカヘビやヒラズゲンセイなどなかなか見られない珍しい生き物をはじめ、八重山の植物や家畜、海の生き物など約130点を遊歩道の両側に展示してあり、森林浴やウオーキングを楽しみながら観賞できる。

　遊歩道は出口まで10分程度。同家ロビーでも規模を縮小して同展を開いており、雨天時でも約半数の写真を見ることができる。

　青少年の家専門職員の佐野清貴さん(51)は「鳥の鳴き声や風の動き、木漏れ日などを感じながら観賞してもらえたら。野外での展示会はなかなかないので、ぜひ来てほしい」と呼び掛けている。無料。時間は午前9時から午後5時。