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長野日報社

富士見→甲府 のろし伝達25分間で完了

スタート地点の富士見高原リゾート創造の森展望台で煙を上げる関係者

 山梨、長野両県の市民団体や自治体などの関係者が連携して、戦国武将の武田信玄が情報伝達に用いたとされるのろしを再現する取り組みを6日行った。山梨県の信玄公祭りに合わせて実施。再現はこれまで両県それぞれで取り組んでいたが、今回初めて県境を越えてのろしをリレーし、スタート地点の富士見町から甲府市まで25分間で伝達を完了した。

 信濃の情勢の異変を信玄公祭りの本隊がいる甲府市舞鶴城の本陣に伝えるという想定で行った。ルートは同町―北杜市―韮崎市―甲斐市―甲府市。杉の葉を燃やしたり、発煙筒で煙を上げたりして、目視で確認しながら8カ所をリレーした。

 付近に狼煙場の伝承がある、スタート地点の同町富士見高原リゾート創造の森展望台では、のろしリレーを長野県内で行っている武田信玄狼煙会や、町観光協会、町、同リゾートの関係者が参加。陣羽織姿の窪田福美観光協会長と和田正生町産業課長が吹くほら貝を合図に煙を上げた。呼応して北杜市中山の山腹から煙が上がるのが見えると観光客らから歓声が上がった。同日は風が強く、煙が真上に上がらず、関係者を心配させたが無事成功に安堵していた。

 武田信玄狼煙会は、信玄生誕500年に当たる2021年に両県を結ぶ約230~250キロのリレーを目指している。同会幹事長の秋山大一さん(60)=諏訪市=は「多くの皆さんの協力で今回の取り組みができた。目標実現に向けた足掛かりになる」と話していた。

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