海を守る事業で園児ら植樹

苗木に優しく土をかける女の子(原中央幼稚園で)
公益財団法人B&G財団宇部海洋クラブ(岡村精二会長)は22日、海を守る植樹教育事業「みんなの森づくり」として、原中央幼稚園(阿部好恵園長)にドングリやナンテンなど150本を植樹した。年長児67人が作業に参加し、小さな苗木で大きな海を守ることを想像しながら園庭に植えた。 B&G財団が2012年から全国各地で取り組んでいる事業。植樹体験を通して自然の役割を学び、環境保全の意識を高めるのが目的。 同クラブのメンバーが事前に耕しておいた園舎と職員室を結ぶ渡り廊下近くの61平方㍍に6種類の苗木を植樹。子どもたちはスコップや割り箸を使って穴を掘り、根の部分を入れて優しく土をかけていた。原田龍一ちゃんは「大きな木になってほしい。ドングリができたら拾いたい」と話していた。 阿部園長は「この4月に新しい園舎に移ったばかりで、木々の緑が園庭に欲しいと思っていたのでありがたい。苗木の成長を子どもたちと見守り、年月がたって落ち葉などが集められるようになったら、遊びや作品づくりに活用したい」と感謝を語った。 岡村会長は「手で土に触れて植物を植える体験が大事。青い海と緑の大地はつながっていることを学んでほしい。山や木々を育てて海を守る活動を広げていきたい」と話していた。
関連記事
和歌山大・慶応大と連携協定 教育のICT化推進
和歌山県教育委員会は29日、ICT(情報通信技術)を活用した教育について協力をもらおうと、和歌山大学や慶応義塾大学SFC研究所と連携協定を結んだ。 県教委は来年9月までに、県立学校や県教育施...
生誕120周年記念コンサート 来月8日、知里幸恵 銀のしずく記念館 登別
「アイヌ神謡集」の著者知里幸恵(1903~22年)の業績を伝える登別市の「知里幸恵 銀のしずく記念館」(登別本町2)は6月8日午後3時から、生誕120周年記念コンサートを開催する。出演予定だったフ...
早乙女ら献上米のお田植【山口】
秋の宮中行事「新嘗祭(にいなめさい)」に献上される米のお田植え式が27日、山口市仁保上郷の平岡武さん(67)の水田で行われた。平岡さん、JA、市の関係者、早乙女が一緒に田んぼに入り、「恋の予...
映えるゴテチャ、6月上旬まで見頃 二俣瀬車地【宇部】
宇部市二俣瀬車地の畑で、アカバナ科の花「ゴテチャ」が見頃を迎えた。赤、白、ピンク色の花弁が風に揺れ、辺りは華やかな雰囲気に包まれている。 畑は約1000平方㍍あり、管理するのは近くに住...