全国郷土紙連合

全国11新聞社加盟kyodoshi.com

北海道から沖縄県石垣島まで、南北に長い日本列島。今日もどこかでホットなニュースが生まれる。

紀伊民報社

あかね材活用で森林再生を

あかね材の活用を真砂充敏市長(右)に説明する「Boku Moku」のメンバー(19日、田辺市長室で)

 虫害を受けた木材「あかね材」の活用を通じ、熊野の森林再生に取り組む和歌山県田辺市内の事業者によるプロジェクトチームが19日、真砂充敏市長を訪問し、今後の取り組みなどを報告した。真砂市長は「あかね材の周知はもちろん、ビジネスとして成立するよう頑張って」とエールを送った。  あかね材はスギなどに産卵するスギノアカネトラカミキリの幼虫に食害された木材。強度や耐久性に問題はないが、見た目やイメージで敬遠され、安価で取引されやすい。その影響で、林業従事者が減れば、森林の管理が不十分になり、さらに虫害が増える悪循環に陥る。  プロジェクトチーム「Boku Moku」は、市内の植栽業者、製材所、木工所、家具店、建築士、デザイナーらで昨年12月に設立。あかね材を生かした家具の製作・販売、森林環境保全の啓発などに取り組む。賛同した東京の家具メーカーや空間デザイナーらも参画している。  この日はチームの5人と賛同者2人が商品サンプルを持って、市長室を訪問。代表の家具販売業、榎本将明さん(40)は「テーブルなど家具や小物、デザインの力で建築以外の分野でもあかね材の活用を広げ、熊野の山を盛り上げたい」と意気込みを語った。  メンバーの中心は市の人材育成事業「たなべ未来創造塾」の塾生。あかね材の活用は、「塾」の1期生(2016年度)のビジネスプラン作りから生まれた。真砂市長は「プランが速いスピードで具体化している。各分野からメンバーが集まり、市外にも共感が広がっている。行政もできる範囲で応援したい」と期待を寄せた。  チームは、あかね材の周知を図るため、25日にビッグ・ユー(田辺市新庄町)であるイベント「たな博」であかね材を使ったワークショップを開く。4月7、21、22日にも市内のイベントでワークショップを開く。今後、森林の現状を学ぶツアーなども企画する。

関連記事

大川小へ155個の紙灯籠 鵡川高 生徒と教職員が祈り込め

 むかわ町の鵡川高校(志鎌正人校長)は、宮城県石巻市の一般社団法人Team大川未来を拓くネットワークが8月に実施する「おかえりプロジェクト」に協力するため、紙灯籠155個を製作した。東日本大震災で...

荘内日報社

若者の県外流出に歯止めを 高校生対象に地元企業見学ツアー 酒田市企画

 人口減少の一因である若者の県外流出に歯止めをかけようと、高校生を対象に酒田市が企画した企業見学ツアーが9日、市内一円で行われ、同市の酒田光陵高校(藤田雅彦校長)の普通・商業両科で学ぶ2年生計129人が...

観覧車以外の遊具の運転再開 おびひろ動物園

 おびひろ動物園(渡邊誠克園長)で11日、観覧車を除いた遊具の運行が再開した。午前中から親子連れが来園し、久しぶりに動く豆汽車やゴーカートの走行音が園内に響いた。  同園では、観覧車点検中に...

宇部日報社

児童が住民に英語指導 吉部小で特別プロジェクト【宇部】

 吉部小(河村正則校長)で10日、児童たちが先生となって教壇に立つ特別プロジェクトが行われた。5、6年生合わせて7人が、古里の魅力を伝えるための英語表現を地域住民9人に熱心に指導した。  全国...

加盟新聞社

カテゴリー一覧

アーカイブ一覧

アクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス

関連リンク