豊橋市の藤ノ花女子高校（山崎宏人校長、生徒８９５人）の「第45回作品展」が16日、同市駅前大通のほの国百貨店７階美術画廊で始まった。文化部の作品を中心に、授業で手掛けた作品、卒業生作品などを展示、生徒の日頃の頑張りを広く紹介している。23日まで。 　発表の機会が少ない文化部作品などを地域の人たちにお披露し、生徒の励みにしてもらおうと開く毎年この時期恒例の作品展。今回は一部卒業生を含む延べ１８４人が計１５５点を披露した。

　会場には公募展奨励賞３作を含む書道・ペン習字部の流麗な軸・額作品をはじめ、華道部による伸び伸び表現した生け花やレリーフ、感性豊かな美術部の絵画作品、ハンドクラフト部のフェルト作品やレジンアクセサリー、服やバッグなど、写真部の花や人物などの作品や、アニメーション部のカラフルなセル画、点字部による点字カレンダーや点訳絵本など、各部による労作がずらり。 　学校で不要になったスリッパにアクリル絵の具で彩色して並べた合同作品のオブジェや、アクリル画の自画像、編み物や刺繍、自らデザインした名刺やポスター、祝儀袋や水引細工、染め作品や折り紙など、多彩な授業での作品も飾られた。 　初日から会場は買い物客やＯＧらが足を運び、作品を熱心に鑑賞したり、当番の学生に話しかけるなどしていた。同校では「生徒たちが一生懸命仕上げた作品をぜひ見ていただけたら」と来場を呼び掛けている。