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エア・ドゥ就航20周年 "北海道の翼"さらに飛翔へ-新千歳でセレモニー

新千歳発羽田行きの航空機を見送る草野副社長(右から4人目)ら

 AIRDO(エア・ドゥ)が20日、1998年の就航から20周年を迎えた。経営再建や安全面などの改善に取り組みながら「北海道の翼」をキャッチコピーに運航してきた。新千歳空港で行われたセレモニーで草野晋副社長は「記念すべき日を迎えられたのもお客さまのおかげ」とあいさつし「これからも全社員の力を結集し、北海道の翼にふさわしいオンリーワンのエアラインを目指していく」と抱負を示した。

 エア・ドゥは1998年の12月20日に新千歳―羽田線に就航。それまでは国内、国際、ローカル線はいずれも日本航空や全日本空輸などが寡占していたが、参入や運賃設定に関する段階的な規制緩和を追い風に、国内航空分野で35年ぶりの新規参入を果たしている。2012年まで社名は北海道国際航空だった。

 02年には競争の激化などを受け経営破綻しているが、全日空の支援を受けて再建を果たす。14年には訓練で不適切な操縦をしたパイロットを機長に昇格させたとして国から事業改善命令を受け、その後は安全運航や教育体制も強化してきた。草野副社長は「エア・ドゥは幼い頃に大きなけがをしたが、北海道の皆さまに支えられ二十歳になれた」と振り返る。

 17年度には旅客数が過去最多となった。現在は本道の6都市と本州を結ぶ10路線を展開しており、1日58便を運航している。機内で北海道にこだわった無料ドリンクや機内販売商品をそろえるなど商品サービスを向上させてきたほか、北海学園大(札幌市)と連携したビジネスマナー講座を展開するなどで地域貢献にも注力。新千歳で今年1月に刷新したチェックインカウンターは、道による「北海道福祉のまちづくり賞」を受賞した。

 近年はパイロット不足などの課題解消が急務で、「自社の魅力発信などを採用につなげたい」(草野副社長)との考えだ。

 新千歳で20周年を祝ったセレモニーでは、午前9時発の羽田線の利用者にスイーツを提供。空港利用者が制服を刷新した客室乗務員らと同社のマスコットキャラクター「ベア・ドゥ」と共に記念撮影を楽しんだ。居並んだ社員は大空に飛び立つ航空機に手を振り、社のいっそうの飛翔へ希望を高めていた。

ベア・ドゥや制服を刷新した客室乗務員らと記念撮影する旅客

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