元五輪代表2人が陸上教室
豊川の中学生を指導

豊川市は8日、市陸上競技場でトップアスリートふれあい事業を開催し、ミズノトラッククラブ所属の五輪代表選手2人が市内の中学校で陸上競技部に所属する生徒177人と交流した。 来訪したのは、豊田市出身でロンドン五輪女子4×100㍍リレー代表の市川華菜さん(27)と、山梨県出身でリオデジャネイロ五輪男子400㍍ハードル代表の野澤啓佑さん(27)。 「美女スプリンター」として知られる市川さんは、走る際の太ももの上げ方や尻の使い方を重点的にアドバイス。野澤さんは、特にハードル走で必要な跳躍力を中心にタイムを伸ばすコツなどを伝授した。生徒らはコーンの置かれた競技場を何度も走って往復し、一流選手が強調する体の使い方を身に着けた。

2時間近い教室の後は質問コーナーも設けられ、東部中3年の小澤紗央さんが「試合前に行っているルーティーンはありますか」と質問。これに、市川さんは「やらないと不安になってしまうので、あえてルーティーンはやりません」。野澤さんは「普段通りのアップをしてから試合に臨みます。日頃の練習から試合のことを考えて取り組むことが大切です」と答えていた。
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