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長野日報社

積み重ね見て 宮脇智明さんが卒寿記念展

戦闘機の木彫作品など70点余りを飾っている記念展

 長野県伊那市下新田の宮脇智明さん(89)の卒寿記念展が、南箕輪村南原の画廊喫茶「なごみの樹」で開かれている。木彫、洋画、絵手紙の制作活動に励み、会期中の12日に90歳を迎える宮脇さん。これまでの作品から70点余りを選び出し、28日まで展示する。「二人展はあったが、個展は初めて。積み重ねを見てもらえればうれしい」と話している。

 同市坂下生まれ。木工や絵が好きな少年だった。戦争や戦後の混乱期の中で好きことができなくなり、「木工も絵も忘れてしまっていた」というが、1991(平成3)年から木彫教室に通うと少年時代を思い出し、絵画、絵手紙にも取り組むようになった。

 愛らしい猫がネズミを捕らえようと手を伸ばす木彫作品はクリの木から彫り出した。縮尺を統一し、ヒノキで精巧に作った戦闘機も目を引く。巣の中のツバメのひながくちばしを開け、親鳥から餌をもらおうとしている姿を表した木彫作品「只今、子育て中」は、全国ねんりんピックで銅賞を獲得した代表作。間もなく手元に戻り、会場に展示できる見込みだ。

 地域のグループにも所属して制作に励み、「仲間が居るから長く続けられ、元気でいられる」。洋画も水彩、アクリル、パステルと多彩で「木彫の絵付けにも技法が役立っている」という。常連として利用する「なごみの樹」から声を掛けられて初の個展が実現した。「5年後の12月に2回目の個展を開くため、この会場を既に予約した」。制作意欲は旺盛だ。

 午前11時~午後6時(最終日は午後3時まで。日・月曜日定休)。

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