釧路市生涯学習センターを活動拠点に毎月１回、子供たちが芸術から武道まで幅広い習い事が体験できる「くしろ子ども未来塾」（吉田敦子代表）の初めての発表会「キッズ・オン・ステージみらい」が２日、同センター大ホールなどで開かれた。この日は、総勢１５０人を超える子供たちが、講師、スタッフなど大人７４人の協力で、ステージや展示部門など、これまでの成果を披露した。

　くしろ子ども未来塾は、釧路地域の子供たちが明るく元気に育ち、大きな夢と希望に満ちた生活を送る手伝いをしたいと２０１２年３月に発足。希望する子供たちが月１回、同センターで手話や琴、日本舞踊、剣道など１９講座をボランティアの講師から指導を受け、年間延べ１０００人、これまで延べ１万人を超える子供たちが利用している。

　この日は、大ホールのステージ発表では、手話や少林寺拳法、詩吟、琴、日本舞踊、合唱などを披露し、会場から惜しみない拍手が送られた。また、ホワイエ（ロビー）では体験コーナーを設け、茶道を習った子供たちが来場者をお茶やお菓子でもてなし、展示コーナーでは、絵画や書道、フラワーアレンジメントなどが発表された。出品した子供たちが保護者と笑顔で作品を鑑賞していた。