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児童が豊川海軍工廠の戦争遺構を巡る

演劇テーマを代田小の校外学習

 豊川市立代田小学校(小島修校長)の6年生児童78人が18日、平和校外学習に臨んだ。11月10日に25回目を迎える演劇「ああ、豊川海軍工廠(しょう)」の発表を控えており、劇のテーマとなる豊川海軍工廠にまつわる市内の遺構を歩いて巡り、戦争の歴史を学んだ。  担当教員・竹下直希さんの発案で昨年から本格的に行う学習で、代田小を出発後、現在の日本車輌の入口にある工廠の旧正門や平和の像、工廠の敷地の境を示す標柱や工廠に物資を運んだ線路や西豊川駅の跡地、稲荷公園にある戦没者の慰霊碑などを巡った。豊川公園の平和の像では石碑に刻まれた建立の経緯や由来、市の平和都市宣言の文面を見て、気付いたことを熱心にメモした。  豊川海軍工廠平和公園の語り継ぎボランティアで、孫4人も代田小の演劇に参加経験がある野本弘幸さん(82)も同行。当時10歳のころ、空襲で15歳の兄を亡くしたことや、正門では弾痕で傷だらけだったことなどを説明した。  代田小はかつて、学校近辺に工員の寄宿舎などがあったこともあり、毎年演劇を発表。主人公の「早苗」を複数の女子児童が演じるなど、6年生児童全員が熱演する伝統行事となっている。野本さんは「25年も続いている行事は全国的にも珍しい。空襲の歴史について認識を高めて、後世にどう伝えていくかが課題。最後の戦争体験者として考えていきたい」と話した。

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