全国郷土紙連合

全国12新聞社加盟kyodoshi.com

北海道から沖縄県石垣島まで、南北に長い日本列島。今日もどこかでホットなニュースが生まれる。

ブランド立ち上げ。第1弾はシイタケマリネ 白老の地域おこし協力隊の林夫妻

「シイタケマリネ」を商品化した林さん夫妻

 地域おこし協力隊として今年6月に白老町に移住してきた林啓介さん、林オルガさん夫妻が白老の魅力を発信するブランド「GREEN OWL」を立ち上げ、第1弾として、白老のシイタケを使った「シイタケマリネ」を商品化した。すべて林さん夫妻による手作りで、和風にもアレンジが可能な万能マリネとして好評だ。

 白老のシイタケ生産量は、日本で2番目に多く、林さん夫妻は「白老牛や虎杖浜たらこだけではない食材をPRできたら」とシイタケに着目。オルガさんの出身国ロシアでは、キノコが豊富でピクルスやマリネといった料理が一般家庭でも多く食されていることから、「シイタケマリネ」の商品化に向けて試作を続けてきた。

 シイタケマリネは、シイタケの風味を損なわないようオリーブオイルではなくナタネ油を使用。軽く火を通したシイタケを酢やローリエなどを入れてうま味を引き出した。啓介さんは「そのまま食べてもいいし、カルパッチョソースやパスタにあえてもおいしい。しょうゆを入れて和風ドレッシングにもなるなど、あえて個性を出さず万能に使える味わいにした」と説明。9月30日から販売を開始したところ、「シイタケが苦手な人でも食べられる」と好評を得ている。

 2人で食材の調達から調理、瓶詰めなど手作業で行っているため、一度に作れる数も限られ、出荷してもあっという間に完売してしまうと言う。啓介さんは「この町の規模や、身近な物から、少ない投資でいかに魅力を引き出すか。アイデアをミックスすればいろんなことができることを発信していきたい」と話し、ラベルのデザインを手掛けたオルガさんは「味の種類を増やしていきたい」と意気込んでいる。

 シイタケマリネは、小(150グラム)600円、大(230グラム)850円。現在は、町内竹浦のはまのマルシェで販売中。

関連記事

究極の非日常空間を体験 12日から東栄で洞窟探検ツアー

 洞窟内を探検する「ケービング」のツアーが東栄町で12日から始まる。観光鍾乳洞を目指した地主の遺志を継いだ松下剛士さん(41)と、山口夕佳里さん(38)の岐阜県内から移住した2人が運営する。「光が差さな...

魚釣島、保水能力低下の恐れ 多数のヤギ、大量ごみ確認 石垣市が尖閣諸島海..

 石垣市は10日、尖閣諸島周辺海域と魚釣島の実態調査結果を発表した。今回3度目の調査で初めて魚釣島北側斜面で野生化した多数のヤギを確認。海岸の漂着ごみも大量にあった。島の植物はヤギの食害で減っ...

長野日報社

中央アルプスの展望開ける棚田で田植え 長野県中川村

長野県中川村大草飯沼の棚田で10日、田植えが行われた。産官民で協力して棚田を管理する「飯沼の棚田地域振興協議会」の関係者ら約90人が参加。伊那食品工業(伊那市)のグループ会社で同村の米澤酒造が...

釧路新聞社

海外観光客に阿寒摩周国立公園の魅力を 小冊子500部発行【弟子屈】

 【弟子屈】町は、阿寒摩周国立公園の魅力を海外からの観光客に、英語俳句と詩、随筆で紹介する小冊子「AKAN―MASHUNATIONALPARK」を500部発行した。2018年から23年まで外国語指導...

加盟新聞社

カテゴリー一覧

アーカイブ一覧

アクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス

関連リンク