全国郷土紙連合

全国12新聞社加盟kyodoshi.com

北海道から沖縄県石垣島まで、南北に長い日本列島。今日もどこかでホットなニュースが生まれる。

荘内日報社

飛島の自然親子で満喫

 本県唯一の離島・飛島を舞台に13、14の両日、家族10組が参加して「親子で探検!環境ミステリーツアー」が開かれた。島内の探検や、海辺で拾った漂着物などを使った海ごみアート作り、星空観察などを繰り広げ、自然のつくり出す景観や、離島の営みなど飛島の魅力に触れた。

 NPO山形県自動車公益センター(小関眞一理事長)の社会貢献事業として今回初開催。県のやまがた社会貢献基金助成事業。庄内地域のさまざまなNPO団体間の連携を強め、地域の活性化を図る「ドリームやまがた里山プロジェクト」(代表理事・小谷卓鶴岡高専名誉教授)がイベントを運営し、講師は同プロジェクトメンバーのNPOのスタッフが協力。県内の小学生4―6年生の家族を対象に募集したところ、県内全域から家族10組の計45人が参加した。

館岩を登る一行。900―1300万年前に海岸火山から噴出した溶岩や、波の浸食で形成された荒々しい景観が、自然のダイナミズムを感じさせた

 初日は、定期船で勝浦港に到着後、早速島南端の館岩に登って勝浦、中村両集落を一望。縄文後期の遺跡の痕跡や、切り立つようにそびえる岩崖が天然の防波堤となり、北前船の避難港として栄えた歴史などを聞いた。その後は勝浦港から宮谷のタブノキ林を抜け、西側のシェルビーチで寄り物集め。漂着物の魚捕りのわなを畑の苗にかぶせるケースとして再活用しているといった島の暮らしの知恵についても学び、奇岩の連続する海岸遊歩道の散策、秋の夜空の星座観察などに取り組んだ。

島西側のソデの浜近くのシェルビーチで海の生物と触れ合いながら漂着物集め

 2日目は、キットを使っての火おこし体験、「海づり公園」での魚釣りも実施。

 酒田港着後は、酒田市内の庄内JAビルで、集めた漂着物を使った「海辺の宝箱づくり」。中川峻君(12)=南陽市立沖郷小6年=はシェルビーチで見つけた約10㌢のアオイガイをあしらった。「飛島の自然の良さを友達にも教えるつもり。ガラスの浮き球を探しにまた行きたい」。田中拓海君(11)=山形市立金井小6年=と妹の舞子ちゃん(7)=同1年=は「ビーチグラスはきれいだけど海にとっては良くないと思う。今度はごみ拾いに来たい」「こんなにきれいな海は初めてだった」などとそれぞれ話していた。

関連記事

紀伊民報社

華やかトルコギキョウ 母の日前に準備進む

 母の日(5月12日)を前に、和歌山県串本町でトルコギキョウ(リンドウ科)の出荷が続いている。  同町潮岬の花卉(かき)団地にある佐々木信斉さん(37)=串本町和深=の鉄骨ハウスでは、天候不順で...

荘内日報社

白甕社隆盛を支えた人々紹介 鶴岡市大寶館」企画展「庄内美術の粋・100年の歩..

 鶴岡市馬場町の大寶館で第47期企画展「庄内美術の粋~白甕社(はくおうしゃ)100年の歩み~」が開かれている。今年で創立100周年となる庄内の美術団体「白甕社」について、地方美術の振興のため団体の創設に奔...

珍しい白のエゾタヌキ おびひろ動物園で保護も死ぬ

 十勝管内の牧場内で4月23日朝、エゾタヌキの白い個体が衰弱した状態で見つかった。一時保護を経て引き受けたおびひろ動物園が治療していたが、同27日に死んだ。この個体は色素が減少して白くなる「白変種...

宇部日報社

「文榮堂」本店 75年の歴史に幕 閉店惜しむ声も【山口】

 山口市道場門前1丁目の書店「文榮堂」本店が30日、75年の歴史に幕を閉じた。最終日には多くの客が訪れ、思い出の店に別れを告げた。  同店は1949年9月に開店。中心商店街にあり、2階建てで...

加盟新聞社

カテゴリー一覧

アーカイブ一覧

アクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス

関連リンク