大学生の「海の家」オープン

「海の家」のオープンで意気込む和歌山大学と関西大学の学生(14日、田辺市の田辺扇ケ浜海水浴場で)
和歌山県田辺市の田辺扇ケ浜海水浴場で、和歌山大学と関西大学の学生がそれぞれ運営する「海の家」が14日、オープンした。両大学の学生は「すてきな海水浴場なのに知られていない。SNS(会員制交流サイト)で若者を呼び込みたい」と意気込んでいる。
両大学とも同市と地域活性化の連携協定を結んでいる。海の家の運営は、和歌山大が5年目、関西大が3年目。 和歌山大の店はカレーやラーメン、ビールなど定番メニューをそろえる。米は地元のブランド米「熊野米」を使用。SUP(サップ、スタンドアップパドルボード)やエアソファの貸し出しもする。 副店長で観光学部4年の甲斐詩織さん(21)は「アットホームで、昔懐かしいイメージの海水浴場。積極的にSNSで発信して、もっと知ってもらいたい。インスタ映えする看板も準備中。その前で写真を撮ってもらい、拡散してもらいたい」と張り切る。 和歌山大の店は学部やサークルに関係なく、有志が後輩を誘いながら、継続してきた。今年も22人が参加する。甲斐さんも昨年、先輩に誘われた。「田辺の人は温かくて、私たちの活動に協力的。すっかり好きなまちになった。今年も『1年生』が大勢参加する。きっと田辺ファンが増えるはず」と笑う。 関西大の店は「アメリカン」がテーマ。ハンバーガーやロコモコ丼、アメリカンビールなどをそろえる。今年は、炭酸水で割ったソフトドリンク「フィズ」を加えた。階層で色がカラフルに分かれ、「インスタ映え」するという。 店長で人間健康学部4年の高橋美南さん(21)は「今年は50人が交代しながら運営する。友達にもお勧めできるスポットで、SNSで魅力をどんどん拡散したい。ビーチサッカーなどイベントも手掛けたい」と話している。 営業は8月19日まで。午前10時~午後5時。和歌山大のみ8月31日まで営業し、夜間営業(午後5時~9時)もある。 問い合わせは田辺観光協会(0739・26・9929)へ。
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