
テープカットする関係者(国民宿舎秋穂荘で)
耐震補強・改修工事を終え、7月1日に営業再開する山口市秋穂東の国民宿舎秋穂荘で27日、記念式典が開かれた。関係者約50人が参加し、施設見学やレストランで提供されるメニューを試食した。渡辺純忠市長が「新たな人の流れをつくる拠点として活用し、これまで以上に地域に愛される施設になれば」とあいさつ。市議会の坂井芳浩議長は「秋穂ブランド育成の原動力になるとともに、市全体の発展につながることを期待している」と述べた。
秋穂荘は、1966年に開業。2015年に行った耐震診断の結果に基づいて昨年11月から工事を進め、1月から休館していた。 耐震化のため、客室やレストラン、施設内にあるミニ美術館などの壁を補強し、浴場の床タイルなどを張り替えた。和式トイレの一部は洋式化し、浴室のサウナも一新。総事業費は7900万円。休館中には、従業員の接客術を磨くとともに、レストランで提供する車エビのフルコースを見直して低価格化を図るなどした。
指定管理者「あいお」の上村浩司社長によると、2016年度の施設の総利用者は約4万人。半数が県内客で、広島県からも多いという。「利用者の微減傾向が続いているが、再オープン後は九州などの観光客も呼び込みたい」と意気込みを語った。
関連記事
駅ホームで「流しジュンサイ」サービス 乗客に三種町の特産PR
三種町と町観光協会、JR東日本秋田支社は2日、能代市のJR東能代駅のホームで観光列車「リゾートしらかみ」の乗客に向け、「流しジュンサイ」を行った。新型コロナウイルス感染拡大があったため、4年ぶり...
高遠しんわの丘「バラ祭り」開幕 長野県伊那市高遠町
長野県伊那市高遠町にある「高遠しんわの丘ローズガーデン」のバラ祭り(同実行委員会主催)が27日、始まった。同園は270種、3000本ほどのバラを栽培。オープニングセレモニーには約30人が出席し、...
長野県伊那市とジェイアールバス関東 市街地と南アつなぐ早朝バス7月運行開始
長野県伊那市とジェイアールバス関東は7月15日から、同市の中心市街地と長谷の市営南アルプス林道バス停留所の仙流荘を早朝につなぐ、「モーニングジオライナー」の運行を新たに始める。市内の宿泊施設に...
焼け跡に芽吹き 霧ケ峰で観光シーズン告げる開山祭 長野県
大型連休中の4日に大規模な林野火災が起きた霧ケ峰で23日、観光シーズンの到来を告げる「霧ケ峰開山祭」があった。長野県諏訪観光協会と霧ケ峰強清水自治会が主催し、諏訪市や地権者団体などを含め約40人...