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長野日報社

子どもの居場所広げる一歩を 上伊那推進組織が初研修

講師の宮原さん(中央)や運営委員と共に、居場所づくりに関してグループ討論をする参加者

 子どもの居場所づくりを推進するネットワーク組織「上伊那地域子ども応援プラットフォーム」の運営委員会は30日、発足後初の研修会を伊那市創造館で開いた。関心や意欲のある地域住民ら約50人が参加。諏訪市の地蔵寺で信州こども食堂inすわ「ちゃんちゃんこ」を運営する民間団体の代表、宮原規夫さん=岡谷市=を招いて先進的な活動を聞き、地域に居場所を広げていくための一歩とした。

 原則毎月第3土曜日に同寺で開き、昼食や遊びを提供したり、相談に応じたりしている「ちゃんちゃんこ」。開設後2年間での参加人数は子どもや家族、ボランティアらで延べ1067人となり、多世代で交流を楽しみ、地域で子どもを育てる場になっている。

 講演で宮原さんは、核家族化で子育ての協力者が周囲に居ないなど、家庭状況の変化も開設動機の一つになったと言い「親も居場所が必要な時代になっている」。運営面では地蔵寺の全面協力が大きいとし、お寺を会場にできる利点として広い厨房や敷地、駐車場があることを挙げた。

 県では、多機能を持ち、家庭機能を補完する居場所「信州こどもカフェ」を中学校区に一つの割合まで増やしたい考えだが、宮原さんは「より安心して通えるよう“こぢんまり”の居場所でいいので小学校区に一つが理想」と述べた。「地道に長くやり続けるために、無理をしない、自分たちも楽しめる運営にする必要がある」と助言。居場所の数が少ない上伊那地域に「一歩を踏み出して」とエールを送った。

 講演後、参加者は5人ほどのグループに分かれ、宮原さんや運営委員と共に「居場所をつくる上で大切なこと」を考え合った。上伊那のネットワーク組織は3月に発足。今回を皮切りに定期的に研修会を開き、情報やノウハウを共有しながら居場所の広がりを目指していく。

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