豊橋市、市政情報発信に「だも豊」活用
豊橋市は、市内在住で漫画家の佐野妙さんが連載する人気作品「だもんで豊橋が好きって言っとるじゃん!」(竹書房刊)を活用した市政情報の発信を始めた。第1弾として「広報とよはし」5月号で、特集記事にちなんだ描きおろし漫画で表紙を飾った。今後はSNSや広報チラシなど幅広い媒体に生かす。
佐野さんの描きおろし漫画を載せた「広報とよはし」最新号
作家の知名度と漫画の訴求力を生かし、効果的に市政情報を発信する手段として佐野さんの協力で実現した。広報戦略室によると、既存のキャラクターやゆかりの人物などのイラスト提供はあったが、著作を素材に活用するのは初。
広報最新号の特集テーマは新年度予算。表紙には主人公の国元ほのかの案内とともに、導入部分として予算概要を四コマ漫画で紹介している。
4~5ページ目に掲載した特集面では、子育て教育や産業人材の育成支援、総合的な防犯対策など重点施策を紹介。ほかにも総合計画に基づく分野別の取り組みと予算配分を挙げた。誌面には主人公の高校同級生らのイラストと吹き出しコメントもある。
作品は2018年から漫画雑誌で連載中。高校ボランティア部を舞台に市内の名所や文化、歴史などを話題に取り上げている。佐野さんと出版社の協力で、発信テーマにちなむ過去作品も引用できる。今後は関係部署とPR内容や媒体を調整して随時発信する。
市広報戦略室は「佐野さんの知名度と漫画の持つ訴求力を生かし、効果的に市政情報を発信したい。SNSでの反響も高かった」と期待する。
漫画のキャラクターを使った特集ページ
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