田んぼにインディカ米の苗を植え付ける平久保小の児童と八重農環境工学部の生徒たち＝19日午後、平久保小

　八重山農林高校環境工学部(金城紀香部長)の生徒8人と平久保小学校(座間味玲子校長)の全児童5人が19日午後、平久保小校内の田んぼでインディカ米の苗を植え付けた。 　昨年から同部と平久保小が共同で行っている水田再生プロジェクトの一環。赤土流出防止と有機栽培のインディカ米による泡盛の生産やブランド化、稲作技術、食育などを学ぶのが目的。 　同部によると、3月上旬に種をまいて苗をつくり、同月下旬に同校バラビドー農場内のほ場に植え付けた。平久保小での田植えを含め、さまざまな調査やデータ収集などに生かす。 　金城部長(3年)は「子どもたちが田植えに慣れ、上手になってきているのがうれしい。農業知識を深めながら、多くの自然に触れて、今後の石垣市を支える人になってほしい」と期待。 　平久保小2年の戸田七海さん(7)は「(八重農の)お兄ちゃんお姉ちゃんの顔がかっこよかった。ご飯がたくさん食べられるように大きく育ってほしい」と目を輝かせた。