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紀伊民報社

異なる視点で「化学変化」 通信大手と地域企業

田上雅人さん(奥から2人目)の案内で大斎原の田んぼを視察する「ことこらぼ」参加者=和歌山県田辺市本宮町で

 和歌山県田辺市で通信大手NTTドコモの社員3人が、全く異なる分野の事業課題解決に挑む「越境学習」を始めた。農業から米穀販売、飲食業まで手がける「たがみ」(田辺市湊)と、地域ブランドの熊野米を活用した新商品開発に挑戦する。

 日本能率協会マネジメントセンター(東京都)が主催する人材育成事業「ことこらぼ」。企業社員としてではなく、「個」として二つの仕事を掛け持ちすることで、自身の新たな可能性を探るのが狙い。受け入れる地域企業も異なる視点を持った助っ人との「化学変化」が期待できる。
 18、19日に田辺市で現地研修があり、熊野米の生産現場、産直店や梅干し加工会社など商品化に関連のある施設を視察した。
 森永康夫さん(48)は「観光振興などを通じて自治体と仕事をしているが、会社の技術を売る関係。個人として地域づくりに携わってみたかった」、木元長憲さん(54)も「役職定年も迫る中、個人として社会に何ができるかと考えていた。学生時代に合気道を経験しており、聖地を訪れ感激している。挑戦で自分の可能性を広げ、地域にも貢献したい」と目を輝かせる。
 視察を終えた森永さんは「熊野米には伸びしろが多い。世界遺産の熊野本宮大社なども訪れ、熊野の歴史も感じた。体験を通じ、価値を伝えられないか考えたい」などと話した。
 8月まで現地実習やオンラインでの交流を通じ、商品化を探る。「たがみ」の田上雅人社長(53)は「皆さん優秀で、どんなアイデアが生まれ、形にしていけるか。わくわくしている」と期待を込めた。

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