東京オリンピックに向けた応援メッセージ入りの旗を掲げて、台湾・基隆へと出航するヨット「未来叶(ニライカナイ)」＝17日午前、石垣漁港沖合い

　NPO法人八重山ヨット倶楽部のヨット「未来叶(ニライカナイ)」が17日午前、台琉友好親善国際ヨットレースに参加するため、石垣漁港を出発した。未来叶は同レースで、2020年東京五輪を応援するために全国のヨットレースで旗をつなぐ「日本一周フラッグリレー」をスタートする。

　同リレーは日本セーリング連盟(河野博文会長)が企画したもので、ヨットマンたちが全国のレースで旗をリレーし、応援メッセージを書き込みながら2年かけて東京へ届ける。

　同日午前9時半ごろ、5人のメンバーが未来叶に乗り込み、左舷に旗と「東京オリンピックを成功させよう!」と書かれた横断幕を掲げ、晴天下、南の風を受けて海原へと出発した。18日に台琉レース開幕地の台湾・基隆へ到着、19日にレースをスタートし、ゴールの宮古島で旗を引き継ぐ予定。

　同倶楽部理事長でもある深見和壽艇長は、出発前に「国民全員でオリンピックへの希望や熱意を盛り上げるため、今から応援していきたい」と意気込みを語った。