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致道博物館 シンボルの大時計再び時刻む 旧西田川郡役所 27日リニューアルオープン

 鶴岡市の中心市街地のランドマークともなっている、致道博物館(酒井忠順館長)の国指定重要文化財「旧西田川郡役所」時計台の大時計の修理が完了し、高さ約20メートルの白亜の擬洋風建築の頂上部で2日から、およそ6年ぶりにシンボルの大時計が時を刻み始めた。

 同郡役所の時計台は1972(昭和47)年に同博物館に移築された際、明治の創建時の姿に復元され、大時計(直径約90センチ)も文字盤や針を当時の意匠で再現した電気式のものを新たに取り付けた。長年の風雪で駆動部に不具合が生じて正常な時を刻めなくなったため、駆動を止めていた。

 5年前の山形県沖地震による被害で一般公開を中止していた同郡役所の再公開に向け、同博物館は「致道博物館 再始動プロジェクト」を展開。クラウドファンディングを実施し、今月27日(土)のリニューアルオープンが決まった。

 大時計の修理もこのプロジェクトの一環で取り組み、文化庁と協議した上で、以前の時計を製作したセイコーグループ(東京)に依頼。文字盤や針、駆動部の部品などはすべて特注で、費用は300万円ほど要したという。今月2日に設置が完了した。

 旧西田川郡役所は1881(明治14)年に落成。創建時に国産の振り子式大時計が設置されたが、風の影響でたびたび止まってしまうため、85年に取り外され、時計台も一部解体されて改変が加えられていた。創建時の大時計は同市睦町の常念寺に移されている。現存する国産の塔時計としては日本最古とされ、「旧西田川郡役所塔時計」として先月、県有形文化財への指定が答申された。

再び時を刻み始めた旧西田川郡役所の大時計

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