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長野日報社

空き家を宿泊施設に 大学生がリノベーション 長野県岡谷市

空き家の改修工事で天井に板を張る学生と花岡慶子さん(左)

 長野県岡谷市東銀座にあるかつて仕立屋だった空き家を宿泊施設にしようと、建築学を専攻する大学生が改修を進めている。若宮糀屋(同市大栄町)が所有し、和食文化に欠かせないこうじやみそ造りを体験できる宿泊プランに活用するため、リノベーションを依頼。空き家対策や関係人口創出に生かしたい考えだ。7月までのオープンを目指す。

 首都圏の14大学の建築学科などに通う学生で構成するリノベーションサークルDaBo(ダボ)が「長野プロジェクト」と位置付け、県内で初めて活動。今回はメンバー34人がデザインや設計、施工に参加した。昨年12月から下見に訪れ、デザインや間取りを提案。3月7日から内装工事を始めた。

 空き家はおよそ築100年の木造一部2階建て。1階の約130平方メートルを活用し、柱と梁を生かしながら「和風モダンな空間」に改装する。土壁を取り払い、見渡せる開放的なリビングダイニング、広々とした土間を設けるほか、台所や浴室、寝室などを備える。

 若宮糀屋によると、自社工場でこうじやみそ造りを体験し、同施設で宿泊してもらうプランを計画。1棟貸しで最大8人までの利用を見込む。空き家は花岡拡和社長の祖父がかつて経営していた建物という。

 26日は、学生9人と同社おかみの花岡慶子さん(44)が空き家に集まり、壁のしっくい塗りや天井の板張りなどに取り組んだ。ダボの共同代表で芝浦工業大学建築学部3年の金山哲也さん(22)は「イメージした空間を実際に表現できる大きな学びの場」とし、「食文化や地域の自然を満喫できる拠点になれば」と意気込んだ。

 「学生ならではのアイデアが生かされている」と慶子さん。関係人口の拡大を通した地域活性化に期待を寄せ、「宿泊者には街や地域と関わりながらここでしかできない体験をし、体感を土産に持ち帰ってほしい」と話した。

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