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長野日報社

こだわりの味と食感 上伊那産イチゴの大福好評 駒ケ根の老舗食品卸業が初開発 長野県

「完熟苺大福」とチラシを手にPRする氣賀澤社長

長野県駒ケ根市上穂栄町の食品卸業「佐寿一中央スーパー」が初めて商品開発を手掛け、昨年10月に販売を始めた冷凍生菓子「完熟苺大福」が人気を集めている。上伊那産のイチゴ「章姫」をふんだんに使ったフルーツ大福で、もちもちの食感と口の中にジュワっと広がるイチゴの風味が絶妙と評判。冷凍で味が長持ちするメリットもあり、「解凍すればいつでも気軽に味わえる」と好評だ。

同店は創業約80年の老舗。地元商店街のスーパーマーケットとして親しまれてきたが、大型店などの進出に伴い十数年前に小売りをやめて食品卸に特化した。

大福は、地元農産物の質の高さに感心していた氣賀澤明社長(53)が、新鮮な地元のフルーツを使って付加価値の高い商品ができないかと数年前から構想していたもの。昨年4月に商品化のノウハウや製造工場を持つ千葉県の卸売業者とパートナーシップ契約を結び、製造を委託。味と食感にこだわって試作を重ね、昨年10月に完成した。

イチゴの粒々とした食感を残したピューレをイチゴホイップあんで包み、さらにイチゴ果汁を混ぜたもちの皮でくるんだ”完熟イチゴの3重構造”がおいしさの秘密。冷凍庫から冷蔵庫に移せば、2時間ほどで自然解凍して食べられる。賞味期限は製造日から8カ月。昨年10月に約1000個製造したが、在庫はすでに300個ほど。購入者の評判も上々で、氣賀澤社長は「初めての試みにしてはまずまずの売れ行き」と話す。

価格は1個300円(税込み)。9個入りの箱は2700円(同)。同店で注文を受け付けているほか、駒ケ根ファームス(駒ケ根市)、中央道駒ケ岳サービスエリアの下り線(同)、道の駅田切の里(飯島町)でも販売している。

商品は早ければ4月にも追加生産する予定。ブドウを使った大福も構想しているという。氣賀澤さんは「品質が高くておいしい地元の食材を存分に味わって、至福のひとときを過ごしてほしい」と話している。

問い合わせは同店(電話0265・83・6000)へ。

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