全国郷土紙連合

全国12新聞社加盟kyodoshi.com

北海道から沖縄県石垣島まで、南北に長い日本列島。今日もどこかでホットなニュースが生まれる。

長野日報社

2022年度で閉園「蓼科保養学園」 成果継承へ具体的検討 長野県諏訪市

2015年秋に諏訪市の児童福祉施設「蓼科保養学園」でみその仕込みを体験する当時の小学5年生

2022年度で閉園した長野県諏訪市の児童福祉施設「蓼科保養学園」の100周年記念事業実行委員会は21日夜、市役所で開いた。市博物館での特別展や記念誌編さんなどの記念事業が区切りを迎えることから、実行委を「新健康教育研究委員会」に移行。子どもに心身の健康と成長をもたらした学園の成果の継承へ、具体的な検討を進めていくと決めた。委員長の後藤慎二副市長は「2025年度には具体的な一歩を踏み出したい」とした。

茅野市蓼科で運営していた学園では、諏訪市内の小学5年生が親元を離れて共同生活を送り、学習や多様な体験をした。共同生活と共有体験で自立心や共感力が育まれ、仲間と一緒の食事や十分な運動などで偏食が減り、肥満にも痩せにも効果が表れた。

22年度末で歴史に幕を下ろしたが、今年度が開設100周年に当たり、昨年6月に実行委を発足。翌月下旬から9月にかけて特別展「蓼科保養学園・メモリアル」を市博物館で開いた。学園生活の様子や卒園生、関係者の声や寄稿を収める記念誌の編さんも大詰めを迎えている。

今月に入り、小学校長や元学園児童指導員、元学園看護師など、教育・福祉分野の10人で構成する新健康教育研究部会の初会合を開催。小松内科クリニック(諏訪市)院長で、30年余にわたって学園の嘱託医を担った小松郁俊さんがスーパーバイザーとして加わり、子どもを取り巻く環境の変化に対応した「新しい健康教育」の研究に入った。具体的な姿や方策を考え、8~9月ごろに研究委に報告する。

学園は高島小学校の校医だった小澤侃二医師が、児童を蓼科に連れて保養させたことが始まり。1948年に市に運営移管され、52年に児童福祉法に基づく認可を受けて蓼科保養学園として通年運営するようになった。コロナ下で休園が続き、園舎も老朽化する中、閉園を決定。市は活動の成果を整理した上で、新しい健康教育を検討するとしてきた。

この日の実行委では学園嘱託医としての長年の功績をたたえ、小松さんに市長感謝状を贈った。

関連記事

紀伊民報社

清流でアユ狙う 友釣りが早期解禁

 和歌山県田辺市龍神村などを流れる日高川で1日、アユ漁が早期解禁された。初日から多くの釣り人が川に入って、アユの「友釣り」を楽しんでいる。  ゴールデンウイークに友釣りを楽しんでもらおうと、日...

荘内日報社

食育活動で農林水産大臣賞 サスティナ鶴岡「より楽しい取り組みに」

 農林水産省主催の第8回食育活動表彰・農林漁業者等の部(教育関係者・事業者部門)で最優秀の農林水産大臣賞に輝いたサスティナ鶴岡(齋藤翔太代表)のメンバーが30日、鶴岡市役所を表敬訪問し皆川治市長に受賞...

宇部日報社

「守ろう救急医療」宇部・小野田圏域の3市長らが訴え【宇部】

 宇部・小野田保健医療圏の救急医療体制が切迫していることを受け、圏域の宇部、山陽小野田、美祢市の市長ら7人が2日、宇部市役所で「守ろう救急医療 救おう大切な命」と題した緊急アピールを行い、圏域...

参拝客癒やす「花手水」 帯廣神社 旅行誌で全国6位

 帯廣神社(大野清徳宮司)で1日、この時期恒例の「花手水(はなちょうず)」が始まり、家族連れやカップルら多くの参拝客の目を楽しませている。6日まで。  今年も「花手水めぐり」の看板を設置し、...

加盟新聞社

カテゴリー一覧

アーカイブ一覧

アクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス

関連リンク