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石垣島ユーグレナサブレ販売 地元食材活用、生徒が商品開発 八重山農林高校アグリフード科

3月1日から各土産店で販売されている「石垣島ユーグレナサブレ」

開発に携わった八重山農林の生徒6人と関係者らで「石垣島ユーグレナサブレ」をPRした=11日午後、八重山農林高校

 八重山農林高校(中村幸弘校長)アグリフード科の生徒らが商品開発した「石垣島ユーグレナサブレ」が1日から市内土産店で販売されている。同校で11日、商品開発に携わった生徒6人(3年生2人、2年生4人)と関係者が同商品をPRした。

 同科では2021年からユーグレナ粉末を活用した新商品開発に取り組んでいる。昨年5月に初めての販売を市役所で行い、10月には「沖縄県優良県産品」に選ばれた。

 八重山の食材で作られた「石垣島ユーグレナサブレ」はプレーン(ユーグレナ)味とピパーチ味の2種類。生徒たちがアンケートを重ねて加工品の選定やレシピを考案し、味や形、大きさ、パッケージデザインも工夫を凝らして完成させた。石垣島のユーグレナとピパーチを使用し、一部使われている黒糖も西表島産となっている。

 3年の新城優香さんは「1年生から作ってきたものが誰にでも手の届く存在になったことがうれしい。ポイントは味で、ピパーチ味とユーグレナ味どちらもみんながおいしいと思える味にした。観光客はユーグレナの認知度が低かったのでたくさん食べてもらってお土産にも持ち帰ってほしい。石垣島ユーグレナを日本、世界に広めてほしい」、2年の新屋美月さんは「販売されてやっと商品に携わったという実感が湧いてきた。ユーグレナは青臭いイメージがあるがサブレにすることでそれが緩和されておいしいことに気づいたので、みなさんにも食べてもらってユーグレナのおいしさを知ってもらいたい」とそれぞれ呼びかけた。

 ㈱ユーグレナの金城優翔さんは「高校生のうちに商品を企画して販売する楽しさと大変さを身に染みてわかったと思う。この経験をいかして将来は石垣島や沖縄、日本に貢献してほしい」と話した。

 南風堂㈱の大城智芳部長は「八重山の素材を入れられるものは全部入れた。石垣島の商品として長く愛される商品になればいいと思う」と期待した。

 中村校長は「商品の開発に携われたのは生徒たちにとってとても勉強になった。末永く『石垣島ユーグレナサブレ』が石垣島や八重山農林をPRしてくれると思う」と述べた。

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