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「地域日本語教室」開催へ 石垣在外国人らが意見交換

日本語サークル再開に向けた交流会に参加する外国人ら=結い心センター(提供)

 日本や外国籍の市民による交流会「CHIT CHAT SNACKS GATHERING~チット チャット スナックス ギャザリング~」(インターナショナル石垣主催)がこのほど結い心センターで開催された。外国人にとって暮らしやすい多文化共生社会の在り方や外国人市民のセーフティーネットの役割を担う「地域日本語教室」開催についてアイデアを出し合った。

 インターナショナル石垣(伊良皆シティ代表)は石垣在の外国人を中心に構成され、国際交流や日本語サークル活動を展開する任意団体。外国人向けの日本語サークルを開いていたが、コロナ禍で休止に。

 今回のイベントは、コロナが明けて増加するアジア諸国からの外国人移住者や観光産業を中心とする外国人労働者が日本語学習を通して生活に必要な情報、困りごとを共有し、交流する機会を再開させるために企画された。外務省NGO相談員事業として沖縄NGOセンターが協力した。

 マレーシア、シンガポール、アメリカ、ポルトガル、日本と海外それぞれにルーツを持つ市民ら29人が参加し、ワークショップを実施した。困っていることについて「病院に行く時、言葉のストレスを感じる」「学生間の差別がひどい。国や見た目、名前で差別を受ける」「商品の値段が東京に比べて高い」などの声が上がった。

 一方で「文化的なイベントや儀式に参加できる」「生まれて初めて天の川を見た」「約6年間農業に携わっているが、幸せでリラックスできるひと時を過ごしている」などうれしかったことも。

 日本語サークルの再開に向けたアイデア交換では「生活に必要な情報の共有(保険制度、歴史、生活相談所、市役所での手続き、友達をつくるためのコミュニティー、仕事の相談所)」「八重山の芸能を体験できる機会づくり」「高校生と外国人の交流を増やして、両方が勉強できる、仲良くなれる場所づくり」などの意見があった。

 ただ、日本語の聞き取り能力や会話のレベルが低くコンプレックスを抱く持つ人がいることから「ハードルを低くしてほしい」などの不安も挙がった。

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