十六日祭を前に墓掃除に精を出した＝23日午前、バンナ公園南方の墓地

　後生（グソー）の正月とされる25日（旧暦1月16日）の「十六日祭（ジュールクニチー）」を前にした23日、郡内各地の墓地では墓掃除をする住民の姿がみられた。

　墓の内外を掃き清めたり、周辺に繁茂した雑草を刈るなど清掃。茶わんやコップを洗い花を供えてあの世の正月を迎える準備に汗を流した。

　バンナ公園南方の墓地では、洲鎌朝弘さん（43）、朝太郎さん（34）兄弟が草刈り機で墓周辺の除草作業。長男の朝弘さんは「当日は家族や親戚など20人ほどが集まる予定。きれいな墓で、ご先祖様を迎え、家族の無病息災を願いたい」と話した。花器の拭き掃除などの手伝いをした朝太郎さんの息子・朝信ちゃん（6）は「きれいになってうれしい」と笑顔を見せた。

　八重山地方は25日、曇りの予報で、石垣島地方では日中の最高気温が21度と平年より低い見込み。