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宇部日報社

心を寄せた支援、継続を 中央病院DMATが被災地の現状を報告【宇部】

 能登半島地震が発生して約1カ月。被災地で医療支援に当たった宇部興産中央病院(西崎隆文院長)の災害派遣医療チーム(DMAT)のメンバーは「断水も続いており大変な状況」「医療従事者も被災者でありながら懸命に勤務している」と現地の状況を語り、引き続き支援を行っていくことが必要と強調する。

 チームは7人編成で、熊谷和美医師、看護師の神茂睦美師長、道畑真由美さん、藤川航さん、業務調整員の小寺陸王さんの5人が、石川県七尾市の能登総合病院に設置された能登医療圏DMAT本部を拠点として12~16日に活動。森本康裕副院長と薬剤師の空田洋裕さんは中央病院から業務調整を行った。

 熊谷医師は、本部にかかってくる電話の対応、本部長や各班との調整に奔走した。看護師の3人は、同市の恵寿総合病院で病棟や救急センターの業務を支援。被災して出勤できない看護師に代わって、食事介助、清拭(せいしき)、おむつ交換、分薬などを行った。小寺さんは本部で情報分析や石川県庁への報告業務に当たった。

 救急入り口のアスファルトは隆起し段差ができていたため、救急車で患者が搬送されてくるたびに、寝台を抱えて院内に運ぶ必要がある。現地の医療スタッフは、自らも被災しながら勤務を続けており、疲弊が気に掛かった。

 同市の自宅が半壊し金沢市の親戚宅から1、2時間かけて出勤している看護師は「働いていた方が気がまぎれる」と話していたという。血圧が200以上に上昇した患者の1人からは「家や今後が心配で眠れない」という声を聞いた。

 神茂看護師長は「雪が積もる寒さと断水の中で生活する被災者に心を寄せた支援が必要」と訴える。小寺さんは「現地で活動し、宇部市民も、より具体的に災害時をシミュレーションしておくべきだと感じた。平時から本気で考え、準備して」と言葉を強めた。

 森本副院長は「災害は今後ますます増えると思われる。急な出動に備えて装備を整え、隊員の増強にも力を入れていきたい」と気を引き締めた。

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