アジアリーグ加盟未申請 ワイルズ期限迫る【釧路市】
アジアリーグへの新規加盟申請の期限が迫っている北海道ワイルズ
釧路を本拠地とするアイスホッケープロチームとして、アジアリーグへの新規加盟を目指す北海道ワイルズ(岡本博司代表取締役)は、28日で年内の活動を終了した。一方で、アジアリーグ2024―25シーズンに参戦するためには、31日までに申請を済ませなければならないが、現時点では申請に至っていない。
アジアリーグに新規加盟するチームは、所属国連盟・協会推薦の下、加盟希望シーズン前年の12月31日までに実行委員会へ申請を行い、審査されなければならない。北海道ワイルズは11月21日、釧路アイスホッケー連盟にアジアリーグへの新規加盟に向け提案説明を実施。釧ア連は同27日、推薦書の提出をホームページに公表した。その後、上部団体の北海道アイスホッケー連盟、日本アイスホッケー連盟も12月中旬までに、非公表ではあるが推薦を決めた。
あとはワイルズが申請をするだけという段階にあるが、28日現在、アジアリーグに対して加盟申請を行っていない。アジアリーグは26日、代表者の交代を含む最近の状況に基づく申請書類の修正、追加など必要書類の提出を受けていないとホームページで公表。「申請を受理して審査を開始するかどうかの判断を行う状況にない」としている。
チームは今月、対外試合がほとんどできない状況下でも、アジアリーグ参戦チームと互角に渡り合う強さを示した。7~10日に神奈川県で行われた全日本選手権で横浜グリッツを下すなど4強入り。24日には苫小牧市でレッドイーグルス北海道との交流試合に臨み、善戦した。
28日には、釧路アイスアリーナで年内最後の氷上練習を行い、終了後に大津晃介主将が見学したファンにあいさつ。「厳しかったが勉強になる一年だった。全日本選手権は優勝できなかったが全力を尽くせた。これからも応援をよろしくお願いします」と呼び掛けた。
釧路新聞社の取材に応じた岡本代表は、未申請であることを認めた上で「アジアリーグに提出する資料はすべてそろっている。釧路市をはじめとした関係機関と、詰めの協議をしているところ」と説明。「ワイルズの加入について、断固反対していた関係者とも話し合いができている。申請については年末までに結論を出す」と語った。
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