中村女子高（益田健史校長）で８日、普通科ファッションデザインコースの卒業制作発表会が開かれた。３年生１３人が、創作した衣装を自分たちがモデルとなって披露した。

　一人一人がデザインから縫製までを手掛け、半年かけて完成させた作品を、体育館で保護者らに発表。ヘアスタイルは、プロの美容師が担当した。

　胸元からウエストまでの短い丈のトップス・ビスチェを創作した生徒が多く、ファーを素材としたり、舞台や映像でも映えるオーガンジーの袖を付けたりして、それぞれが個性を表現。

　自分の体形にぴったりと合わせて作った衣装で、自信を持ってステージ上でパフォーマンスをする姿に、拍手が起こっていた。

　久保田藍里さんは「３段スカートのボリュームを出すために、ギャザーを６㍍入れた。ストーンを一つ一つ縫い付けるのは大変だったが、かわいらしく仕上がって満足。集中して創作した経験を、社会に出てから生かしたい」と話していた。