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宇部日報社

ふぐ処理師日本一の西村さんが「山口マイスター」に【宇部】

 県調理師団体連合会理事で、宇部市西岐波で居酒屋を経営する西村友和さん(43)が、優れた技能を持ち次世代技能者育成にも意欲があるとして、県から「山口マイスター」に認定された。   

 西村さんは11月に大阪市で開かれた第2回全日本ふぐ処理・調理技能大会(全日本ふぐ協会主催)で、ふぐ処理部門の最高賞に当たる審査委員長賞を獲得。ふぐ処理師として日本一の栄誉に輝いた。   

 また、親戚で7月に県ふぐ処理師試験に最年少の11歳で合格した西岐波小6年の中村智弥君を指導したこともありマイスターにふさわしいと評価された。   

 中村君も同大会に出場して敢闘賞を最年少で獲得。師匠の日本一に花を添えた。   

 西村さんは中村君のふぐ処理師試験合格に刺激され、同大会への出場を決意。「ふぐ処理師としておそらく日本でも最年少の弟子に負けないよう、師匠として日本一を目指そうと思った」という。   

 中村君の腕力の弱さを補うため、ゴム製のハンマーで包丁の背をたたくという技を考案した西村さんは、同大会にも〝秘策〟を用意していた。   

 山口県のふぐ処理師試験では、さばいた身や血が付いたまな板を水で洗うことができるが、同大会では禁止。そこで考えたのが、水をたっぷりと含ませたタオルを大量に用意し、身やまな板を拭くたびに次々と使い捨てていく作戦。前日に中村君と一緒にフェースタオルをおしぼりの大きさに切り、それぞれに20枚を会場に持ち込んだ。   

 タオル1、2枚しか用意していない他の参加者が悪戦苦闘する中、西村さんは制限時間50分の半分の時間でさばき終え、中村君もあと一歩でさばき切るまで健闘した。   

 「来年のシーズンには、お手頃価格でフグのコース料理を提供する予定。智弥君がこの店を継いでくれるとうれしいが、その前に大会で審査委員長賞を取るという夢を実現してほしい」と西村さん。師弟二代にわたる日本一を目指し、二人三脚が続く。

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