アランマーレ秋田を応援するため、能代松陽高美術部が黒板アートを制作
バスケットボール女子・Wリーグの能代大会が12月2、3日に能代市総合体育館で開催されるのに合わせ、能代松陽高美術部がプレステージ・インターナショナル・アランマーレ(アランマーレ秋田)を応援しようと、選手たちをモデルに黒板アートを制作した。当日に同体育館2階に展示される予定で、部長の加賀谷優那さん(2年)は「大会の集客にもつながれば。たくさんの人に見てもらいたい」と話している。
Wリーグの能代開催は初めてで、アランマーレ秋田は両日とも静岡県のシャンソン化粧品シャンソンVマジックと対戦する。
黒板アートの制作は、市市民活力推進課から同校美術部に打診があり、加賀谷さん、副部長の髙橋心音さん(2年)、前部長の大髙芽依さん(3年)の3人が担当した。
チームの集合写真を参考に制作を進め、選手14人とチームスローガンの「Be the WAVE For the TEAM」の文字、アランマーレ秋田のロゴのほか、背景には大きな波や船を描いた。
加賀谷部長によると、3人で分担して制作を進めていたが、はじめは顔のタッチがそれぞれ違いばらばらになってしまい、改めて統一を図ったといい、「2、3人の絵なら描いたことがあるが、10人以上の人物をモデルにしたのは初めてで、難しかった。私は実際の黒板に絵を描いたことがなく、チョークが黒板から剝がれやすくて大変だった」と振り返る。
大会まであまり時間がなかったため、急ピッチで作業を進め、5、6日ほどで黒板アートが完成し、28日に引き渡した。大会期間中に市総合体育館2階に展示される予定で、加賀谷さんは「選手たちが真剣にプレーしている姿はかっこ良く、少しでも応援することができれば。会場に来たたくさんの人たちにも黒板アートを見てもらいたい」と笑顔を見せた。
美術部の太田優喜顧問は「精鋭の3人が頑張ってくれた。学校外の人たちに作品を見てもらえる貴重な機会で、生徒たちの自信につながってくれたら」と話した。
大会は2、3両日とも午前11時開場で11時10分から前座試合が行われ、午後2時からアランマーレ秋田とシャンソンVマジックの試合を実施する。2日は能代松陽高とアランマーレ秋田がコラボし、生徒の考案メニューも同体育館で販売される予定。
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