「北部オープンプラットフォームラボ」 今年度のワークショップ最終回で活性化のアイデア発表【宇部】

宇部市の北部地域全体の活性化を目指し、厚東、二俣瀬、小野、船木、万倉、吉部の6地区の住民が連携して取り組む「北部オープンプラットフォームラボ」の今年度のワークショップ最終回が27日、万倉ふれあいセンターで開かれた。活性化への期待を込めた事業アイデアを発表し、これまでの話し合いで生まれた気付きや課題への認識を共有した。
ラボは地区の垣根を越えて住民同士が集まり、地域課題の解決を目指す場として、市が今年度に初めて立ち上げた。メンバーは各地区の地域活動団体や事業所の関係者、地域おこし協力隊ら。ワークショップは8月から全4回で、3班に分かれてにぎわい、住みやすさ、担い手の育成につながる事業アイデアの立案に取り組んできた。
今回は20人が参加し、班ごとに事業アイデアを発表。にぎわい創出を目的とした花の活用について発表した班は、楠こもれびの郷を拠点に花の道をつくり、市出身の庵野秀明監督による「新世紀エヴァンゲリオン」シリーズとコラボレーションした花の栽培などに取り組むアイデアを提案した。
住みやすさにつながる高校生の移動支援や、6地区にまたがる交通網の整備、担い手づくりを目的とした合同会議の開催などの提案もあった。
二俣瀬から参加した会社経営者の山本守元(しゅげん)さん(57)は「活動を通して横のつながりができ、たくさんのアイデアも出てきて前向きな気持ちになれた」と話した。
終了後、篠﨑圭二市長は「提案の具現化に向けて一緒に取り組んでいければ。引き続き力を貸してほしい」と呼び掛けた。
ラボの活動は来年度も継続する予定。
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