【石垣】カンムリワシロードキル発生 今年7件目 無事故記録87日で途絶える
交通事故に遭ったとみられるカンムリワシの成鳥(環境省石垣自然保護官事務所提供)
車にはねられたとみられるカンムリワシが25日、川平から石垣シーサイドホテルへ向かう市道で死んでいるのが確認された。両方の翼が骨折していたほか、頭部の強打や口腔から出血があったことから交通事故に遭ったとみられる。
石垣島では8月31日の交通事故を最後に3カ月近く、交通事故ゼロが続いたが、今年に入って7件目の交通事故となった。
今回、事故に遭ったカンムリワシは体重880㌘、全長54・2㌢の栄養状態のよい成鳥で識別用の足環などの装着はなかった。
同日午前9時ごろ、付近を通りがかった人が道路上に倒れた状態のカンムリワシを発見。環境省石垣自然保護官事務所の担当者が回収した。
カンムリワシの交通事故は今年に入って7件発生し、うち6羽が死んでいる。
同事務所の古見用介自然保護官は「レンタカーもたくさん走っている。なれない道を走っているとカーナビに気を取られるなど道路わきに飛び出すカンムリワシに気づかないこともある。車を走らせる際には優しい気持ちで安全運転をしてほしい」と呼び掛けた。
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