季節ハタハタ漁 八峰町の八森漁港で網入れ あとは接岸待つだけ

八峰町の八森漁港で網入れが行われ、今季の季節ハタハタ漁が始動
県漁協北部支所管内の季節(沿岸)ハタハタ漁は27日、八峰町の八森漁港で刺し網の網入れや定置網の型入れが行われ、漁師たちは接岸を待つばかりとなった。同支所管内の沿岸漁は25日に解禁されたが、しけが続くことから網・型入れを延期していた。同町の岩館漁港と能代市の能代港では今後実施する。
沿岸漁は、産卵のため接岸するハタハタを取る。ブリコ(卵塊)や白子が熟成して消費者の人気が高く、本県の冬の味覚の代表格で、例年12月に漁の盛期を迎える。
同支所管内は今季、定置網の7経営体(岩館3、八森3、能代1)、刺し網の22経営体(岩館9、八森13)が沿岸漁を操業。資源管理のため操業上限を1経営体当たり12日間とし、操業日にカウントする漁獲量は刺し網漁で20箱(1箱約3㌔)、定置網漁で50箱以上にした。
八森漁港では26日に定置網漁の2経営体が型を入れた。比較的穏やかな天候となった27日、八森漁港周辺では刺し網漁の13経営体と定置網漁の1経営体がそれぞれの漁場で網と型を入れ、網の位置の目印となるブイを浮かべた。
刺し網を入れ終えた同町八森の庄内弥志さん(38)は「ようやく漁が始まった。しけが続き、水温も低下しているのでハタハタが来てくれることを信じて接岸を待ちたい」と話した。
同町の岩館漁港は30日、能代市の能代港は来月1日に網入れや型入れを行う予定。
昨季は12月6日がシーズンで初めて競りが行われる「初漁」となった。
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