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北羽新報社

風車トレーニングセンター能代塾 地元の高校生対象にメンテナンス体験講座

東北電力RENES社員から点検作業の説明を受ける高校生(能代火力発電所構内の風車トレーニングセンター能代塾で)

 能代市大森山の東北電力能代火力発電所構内にある「風車トレーニングセンター能代塾」で15日、地元の高校生を対象にした風力発電のメンテナンス体験講座が開かれた。風車の実際の大型部材を操作したり、高所作業などで使う保護具を装着したりし、風力発電の基礎的な仕組みや構造への理解を深めた。

 能代塾は、再生可能エネルギー電源の点検・保守などを手掛ける東北電力リニューアブルエナジー・サービス(東北電力RENES、仙台市)が今年8月、風力発電設備のメンテナンス技術者を育成する目的で整備。ドイツで購入したべスタス(デンマーク)製の中古風車(出力1・65㍋㍗)を分解・加工し、発電機や基幹設備のハブ、ギアボックス(増速機)などを研修機材として配置した。自社と協力会社のメンテナンス従事者向けの訓練施設だが、将来的には社外向けの訓練も想定する。
 高校生の体験講座は、経済産業省東北経済産業局の洋上風力メンテナンス人材育成事業を活用して、東北電力RENESが初めて企画。地元高校生のニーズを調査する狙いもある。同局と連携体制を構築する能代市の協力も得た。
 能代科学技術高機械科の2年生20人が参加。風力発電のメンテナンス現場で使用するハーネスなどの個人用保護具や油圧トルクレンチといった工具の取り扱い、各部ボルトの締め付け確認、ベアリングやナセル旋回部の働きを円滑にするグリス補給などを行った。
 座学では、RENES社員から風車の構造や点検に必要な資格、トレーニング方法などを学んだ。東北経済産業局の講義では、風車を構成する機器・部品が数万点に及ぶ洋上風力のメンテナンス業務が本県で増え、高校生の就職の選択肢になることを説明した。
 風車のメンテナンスでは半年に1回、電気事業法で定める法令点検を行うほか、稼働率保証の関係で独自の年次点検も行う。
 平原零君は「高所作業なので安全器具の確認などを丁寧にやることが大切と知った。緊急時に対応することがすごいと思った。県内就職を希望しているので、風車のメンテナンスも視野に入れたい」と話した。
 人口減少が進む能代山本で人材の地元定着は大きな課題。全国に先駆けて導入が進む洋上風力のメンテナンス人材育成を急ぐ必要があり、体験講座は地元高校生の職業マッチングに向けた取り組みともなる。
 RENES社の小川善広社長は「これから洋上風力の開発が進み関連する仕事が増える。能代塾で地元の高校生や大学生向けに風力施設に触れる機会を提供し、風力発電への関心を高めたい」と語った。
 日本風力発電協会(東京)は、洋上風力の導入が進んだ場合、2030年に2300人、40年に1万700人、50年に1万9千人のメンテナンス人材が必要になると推計している。

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