スターラックス航空を訪問する八重山経済人会議のメンバーら＝10月30日、同航空（八重山経済人会議提供）

　一般社団法人八重山経済人会議の大浜一郎代表幹事ら14人がこのほど台湾の航空会社スターラックス航空（台北市）を訪れ、最高旅客責任者の梁文龍氏らと面談した。大浜代表によると、「来年にも現地調査をし、新規就航の可能性を模索したい」との回答があった。

　同社は2018年5月設立の新興航空会社。22年10月には台北―那覇間で新規就航した。大浜代表幹事らは沖縄本島よりも台湾に近い八重山諸島の魅力を紹介しながら、台湾直行便の実績がある新石垣空港への新規就航の可能性を聞くなど意見交換した。

　一行は10月30日から2泊3日の日程で訪台。日台交流の窓口機関となっている台湾日本関係協会では台湾と沖縄の交流拡大の必要性を相互確認。㈱三越と台湾の新光グループの共同出資で設立された新光三越百貨店では同グループ会長と面会、八重山の物産展を開催する場合に支援の約束を取り付けた。

　大浜代表は「今回の訪台でそれぞれ交渉できるラインができた。物産展を通じた商工関連の交流、新航空会社によるインバウンド事業などに向けとっかかりができた」と話した。