青じそ加工研究会10周年報告会
商品も展示、紹介した報告会=豊橋温室園芸農協で
生産額日本一の青じそ生産地、豊橋市の農家と食品加工メーカーなどでつくる「青じそ加工研究会」が10周年を迎え、事業報告会が豊橋市高洲町の豊橋温室園芸農協で開かれた。同研究会マネジャーを務める横山順子さんが10年の歩みを紹介した。 2007(平成19)年、青じその地域ブランドを目指し、研究会が立ち上げられた。横山さんは「当時、生鮮で出荷していたが、『加工品が必要だね』『今までにないことをやってみよう』と商品開発に乗り出した」と振り返った。 農家と、さまざまな食品加工メーカーなど10社で構成するが、「お客さまは誰かという質問に答えられず、作り手の都合だけで作っていた」と言い、意識を変えるための取り組みとして「互いの現場を見たり、催事などで直接お客さんの声を聞いたりしてコンセプト、ターゲットを明確にした」と話した。 公的機関による残留農薬検査など消費者が望む安全安心への取り組みを行い、商品作り、販路開拓を進めてきた。 青じそを使った寄せ豆腐、ウインナー、梅酒などの商品が誕生した。 今後に関し、横山さんは「つまものから、中心になる食材、青じそを目指している」とさらなる意欲を報告した。
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