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紀伊民報社

紀伊半島で2種の「ホトトギス」咲く

 紀南地方で「ホトトギス」の名が付く二つの野草が花を咲かせている。

石垣で花を咲かせているキイジョウロウホトトギス(和歌山県すさみ町で)

■キイジョウロウホトトギス/すさみの中露さん宅
 すさみ町佐本追川(佐本診療所近く)の中露一清さん(88)方で、キイジョウロウホトトギス(紀伊上臈杜鵑草)の黄色い花が咲いている。
 紀伊半島南部にのみ分布するユリ科の多年草。湿った崖などに垂れ下がって生える。9~10月に長さ4センチほどの釣り鐘状の花を咲かせる。紀伊半島に分布し、花が上品な女官(上臈)のようであることからこの名前が付けられた。
 環境省のレッドリストと県のレッドデータブックで絶滅危惧2類に分類されている。古座川町相瀬の「古座川の一枚岩」前の道路沿いなどが自生地として知られている。
 中露さんは、約40年前に知人に株を分けてもらい、自宅近くの石垣に植えた。毎年、県外からも見物客が訪れているが、今年は夏の猛暑の影響で、例年よりも花の数が少ないという。

神倉神社の石段沿いで白い花を咲かせているヤマジノホトトギス(和歌山県新宮市で)

■ヤマジノホトトギス/新宮市の神倉神社
 急峻(きゅうしゅん)な石段で知られる新宮市の世界遺産・神倉神社で、ヤマジノホトトギスが紫色の斑点のある白い花を咲かせている。
 山地に生えるユリ科の多年草で、北海道から九州に分布。茎は高さ30~60センチになり、花は直径4センチほどの大きさ。名前は山路の杜鵑草(ホトトギス)という意味で、山路でよく出合うことから名付けられたとされる。
 世界遺産・熊野速玉大社の摂社である神倉神社では、源頼朝が寄進したと伝えられる538段の石段沿いなどで見ることができる。

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