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紀伊民報社

盛大に弁慶まつり にぎわい復活

躍動感あふれる演舞を披露する「紀州弁慶よさこい踊り」(7日、和歌山県田辺市扇ケ浜で)

 和歌山県田辺市の秋の風物詩「第35回弁慶まつり」(実行委員会、推進団体協議会主催)が6、7日の両日、市街地を舞台に開かれた。市の3偉人の1人とされ、源義経の家臣でもある武蔵坊弁慶にちなんだイベント。秋晴れの下、よさこい踊りやゲタ踊り、演劇など多彩なイベントが展開され、まちは祭りムード一色に染まった。

■よさこい踊り 華やかに

 メインイベントの一つ「紀州弁慶よさこい踊り」は7日に実施。コロナ禍で3年ぶりの開催だった昨年を上回る、28チーム総勢約700人が演舞を披露した。
 扇ケ浜会場の特設ステージでは、午前11時すぎからコンテストの予選があった。市内外から集まった踊り手が、華やかな衣装で登場。舞台の上を所狭しと踊り回り、ポーズが決まると会場からは大きな拍手が送られた。
 午後からは勇壮な弁慶をイメージした「弁慶ゲタ踊り」があり、国内外の県人会会員約400人を含む17団体約千人が参加。夜には同時開催の「田辺花火大会」(田辺観光協会、田辺市主催)があり、約3500発の花火が秋の夜空を彩る。

■迫真の演技 観客魅了/演劇・弁慶伝説

 6日夜には「演劇・弁慶伝説」が田辺市東陽の闘雞神社境内の特設ステージで上演された。幻想的なかがり火が揺れる中、武蔵坊弁慶の波乱に富んだ生涯を描いた舞台が繰り広げられ、多くの観客を魅了した。
 公募で選ばれた弁慶役の大野剛輝さん(29)=上富田町朝来、妻玉虫役の中村美月さん(27)=みなべ町芝=ら出演者が、弁慶の誕生から壇ノ浦への出陣までを熱演。約300の客席が埋まり、立ち見も出る盛況ぶりだった。
 弁慶の父・湛増が率いる熊野水軍が源氏と平家のどちらに付くかを占う闘鶏のシーンでは、本物の鶏2羽が登場。客席に逃げ出してしまうハプニングもあり、会場を沸かせた。
 上富田町岩崎から訪れた鈴木きよ美さん(72)は「孫が出演しているので、初めて観に来た。迫力があって、とても面白かった」と笑顔で話した。

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