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紀伊民報社

「ようこそ、お帰り」 第2回県人会世界大会

白浜円月太鼓のパフォーマンスで盛り上がる会場(5日、和歌山県白浜町で)

 和歌山にルーツを持つ人たちが県内で一堂に集う「第2回県人会世界大会」のオープニングイベントが5日、和歌山県白浜町の白浜会館であった。海外から約400人が参加。各国の県人会が会場に入るたびに大きな拍手が起こり、大会関係者らが「ようこそ、お帰りなさい」と出迎えた。

 和歌山は全国でも6番目に移民が多い。在外県人会には100年を超える歴史を持つ会もある。しかし、時代の流れとともに、県人会と県民のつながりは薄れていた。そこで、新たな交流を生むため、県は2019年に第1回世界大会を開催。今回は規模を拡大して4年ぶり。北米、中南米、豪州など各国の県人会が参加している。
 米ロサンゼルスから家族3人で訪れたメリッサ・マサタニさん(38)は、曽祖父がすさみ町江住出身。「日本はフレンドリーで自然が美しい。私は何度か来たことがあるが、1歳4カ月の長男ソウスケは初めて。日本を好きになってほしい。学校などで交流できるのを楽しみにしている」と話した。
 世界大会に合わせ、今年4月に発足したオーストラリア北部、木曜島県人会代表のロンダ・シバサキさん(60)は、祖父が串本町潮岬出身。「2世から5世まで60人以上いる県人会メンバーの大半は日本を訪れたことがない。世界大会を楽しみにしていた。串本を案内したいし、串本の人にも木曜島のことを知ってもらいたい」と目を輝かせた。
 イベントでは地元の白浜円月太鼓や南紀チアーエンジェスルのパフォーマンスがあった。南紀チアーエンジェスルは日本語、英語、スペイン語、ポルトガル語の4カ国語によるあいさつでも会場を盛り上げた。
 木曜島の県人会も現地で有名な童謡「TABANABA(タバナバ)」に合わせ、座って踊るダンスを披露した。
 主催者代表であいさつした県議会の浜口太史議長は「海外で活躍し、信頼を獲得した先人の歴史は県民の誇り。ふるさとで交流し、文化を体験して、それぞれの国で和歌山の魅力を発信してほしい」と歓迎した。
 6日にはみなべ町や串本町、美浜町など在外県人会ゆかりの地域を中心に、学校訪問や地元住民との交流会を楽しむ「ふるさと巡りツアー」がある。
 7日には田辺市で県人会の次世代交流を考えるシンポジウムがあるほか、県人会メンバーが弁慶まつりに参加したり、合気道を体験したりする。8日には和歌山市で歓迎レセプションがある。

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