「なべっこ」の季節 青空の下できりたんぽに舌鼓 能代市浅内小

学年の垣根を超えて、「なべっこ」を楽しむ児童たち(能代市浅内小で)
本県の実りの秋ならではの特色ある季節行事として知られる「なべっこ」。能代山本の小中学校でも子どもたちがクラスメートと協力しながら調理したり、鍋を囲んだりと〝食欲の秋〟を楽しんでいる。
学校行事の「なべっこ」は、児童生徒が少人数の班に分かれて屋外などで鍋料理を作って食べる。能代山本ではマラソン大会や運動会(体育祭)といった行事に合わせて行う学校が多い。
能代市浅内小(佐藤達治校長、児童59人)の「なべっこ会」は4日、同校で行われた。青空の下、浅内地域で取れた農作物を使ったきりたんぽ鍋を頬張り、児童の笑顔の輪が広がった。
同校ではマラソン大会後に「なべっこ会」を開いている。3年度は新型コロナウイルスの影響で中止したが、昨年度は2年ぶりに行った。
この日は5、6年生が家庭科室や理科室できりたんぽ鍋を調理。ゴボウやマイタケ、鶏肉などあらかじめ下ごしらえされた具材を鍋に入れて煮て、30分ほどで完成した。
その後、全校児童が中庭に集まり、縦割り班ごとに「いただきます」。5年生が学校の畑で収穫した「浅ネギ」がふんだんに使われており、シャキシャキとした食感と甘みに児童は「おいしい」と笑顔。夢中になって頬張り、お代わりを重ねる人もいた。
今野正義君(6年)は「みんながおいしいと言って食べてくれて、頑張って作ったかいがあった。ほかほかでふわふわなきりたんぽがすごくおいしかった」、畠山心那さん(同)も「5年生の『浅ネギ』がきりたんぽ鍋の味を引き立てていて、おいしい」と話していた。
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