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長野日報社

「百花」の川村監督トーク 蓼科高原映画祭閉幕 長野県茅野市

「百花」の上映前にトークショーを行う川村元気監督=新星劇場

 長野県茅野市内で9日間にわたって開催された第26回小津安二郎記念・蓼科高原映画祭(同実行委員会主催)が1日、閉幕した。最終日は、茅野市民館と新星劇場で、小津監督の遺作となった「秋刀魚の味」をはじめ、新進気鋭の監督の作品など8作品を上映。映画監督によるトークショーもあり、大勢の映画ファンが鑑賞を楽しんだ。

 新星劇場では、諏訪湖の花火のシーンが盛り込まれている映画「百花」の上映を前に川村元気監督を迎えたトークショーがあった。百花は、プロデューサーでもある川村監督が実体験を元にした同名小説を自ら監督を務めて映画化した感動のヒューマンドラマ。認知症を患い記憶を失っていく母と、母を介護する中で、封印していた記憶と向き合う息子の姿を描いた。

 川村監督は、小説を書くにあたって、クライマックスには諏訪湖の花火を思い描いていたといい、「湖面の上半分は実像、下半分は反射で、人間の現実と記憶の写し絵のように感じた」と説明。撮影で、親子を演じる原田美枝子さんと菅田将暉さんが、湖を見ながら話しているときに、二人の間に花火が上がるシーンを撮る際の苦労話にも触れ「何度もシミュレーションし一発で成功した。クライマックスも楽しんで」と話した。

 小津監督については「もちろん大好き」とし、「『東京物語』の原節子さんのイメージが百花につながるものがある。小津監督生誕120年の映画祭で見てもらえてうれしい」と話した。館内は満席だった。

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